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看護師になりたい高校生が大学か専門学校か悩んだ時に読む記事<受験勉強編>

病気や怪我の人に対して専門的な知識や技術によって直接患者を治療したり、心のケアを行ったりする看護のお仕事には魅力があり、関心のある人は少なくありません。

その仕事の内容も目的が明確であり、やりがいがある反面、 命に関わるだけに責任感が伴う仕事でもあります。

それだけにそれを目指す人に要求されるレベルは低くはありませんし、目指す人たちもまた生半可な気持ちで臨むことはできません。

ですから看護の分野を目指すとなれば、それに向けた取り組みを早く始めれば始めるほど有利になります。

高校卒業後は看護に関連した学校へ進学をする必要がありますが、受験の方法(または受験科目)をできるだけ早く知り、その準備を徹底的に行う必要があります。

ここではそのためにどのような方法を取ればいいのかを説明します。

目次

●どの学校を目指せばいいのか?
●それぞれの学校での入試 ・受験科目
●受験する学校の選択方法と、そこから見えてくる学習法
●受験のチャンスは複数回ある
●まとめ

●どの学校を目指せばいいのか?

まず高校を卒業した後どのような種類の学校へ行けば良いのか、ここを迷う高校生が多いです。

大きく分けて大学と専門学校の2種類があります。

①大学へ進学する

大学に進学をする場合、国公立大学と私立大学の2通りの進路があります。基本的に看護学部に進むことになります。在学期間は4年間です。大学ではより高いレベルの知識や技術について学ぶことができます。

②専門学校へ進学する

看護系の専門学校に進みます。在学期間は3年間です。専門学校では実技などを重視した技術と経験を積み重ねる性格の強い学校というのが特徴です。大学と比べより早く現場に就くことができる利点があります。

●それぞれの学校での入試 ・受験科目

大学・専門学校への進学にそれぞれ分かれていきますが、志望校を目指す上で、どのような入試が行われているのかを知る必要がありますので、それを紹介します。

①国公立大学へ進学する

国公立大学の場合は看護学部に限ったことではありませんが、共通テストを受けることを前提とします。したがって受験のために1年から3年までの学習内容を万遍なく学んで実力を付けておく必要があります。実際は推薦入試もありますが、合格者数は少なめに設定されているため、共通テストで受験する人の方が多いです。

②私立大学へ進学する

私立大学は推薦入試・1次入試などの受験方法があります。さらに推薦入試は、学校から推薦される一般推薦と、 高校と大学との間で設けられている指定校推薦の2種類があります。

これらは時期的にも異なっており、推薦入試は11月から12月、1次入試は1月から2月にかけて行われています。またこれらは受験科目の点でも大きく異なっており、推薦入試は2,3教科の試験の他、書類審査(いわゆる「調査書」「内申書」といわれるもの)も含まれており、1次入試は2教科または3教科の試験が中心となっています。問題の難易度は推薦入試の方が低めになっています。

なお一般推薦と指定校推薦とでは、指定校推薦で受ける生徒を高校が厳選をするため、その分指定校推薦での合格率は高めになっています。 いずれも各教科の試験は、1~2年の履修内容から出題されることが多いです。

③専門学校へ進学する

専門学校は私立大学と似た傾向にあります。専門学校の問題の難易度は私立大学よりもやや低いですが、他の分野と違い、私立大学に近い学力が求められます。

専門学校においても、推薦入試と一般入試があります。ただ、半数の学校は推薦入試を実施しておらず、1次入試のみの試験としています(特に関東地方の学校に多いです)。

学校によっては私立大学の場合と同様、一般推薦と指定校推薦とがあります。 推薦入試の場合、多くの学校で面接の試験が行われます。

推薦入試の受験科目については、地域によって下記のように主流が異なります。

・北海道  国語+面接/小論文+面接

・東北地方 国語+面接/小論文+面接(+書類審査)

・関東地方 国語+面接/国語+数学+面接/小論文+面接

・中部地方 国語+面接/小論文+面接+書類審査

・関西地方 国語+書類審査+面接(+小論文)

・中国地方 国語+書類審査+面接(+小論文)

・四国地方 書類審査+面接

・九州地方 国語+数学+書類審査+面接(+小論文)

1次試験は、最大4教科(国語・数学・英語・理科)+面接のケースが多いです。(※同一教科から複数科目選択できる学校もあります。例えば数学・生物基礎・化学基礎など)

●受験する学校の選択方法と、そこから見えてくる学習法

それぞれ学校によって特性が異なることがわかったと思います。

ですので、受験をする学校をどうやって決断をするかが大切になります。

①学校のレベル

学校の良し悪しや充実度はある程度レベルによるところが大きいです。できる事ならその環境がいい所を目指せればそれに越したことはありません。レベルが高いところが絶対にいいというようには言い切れませんが、複数の選択肢の中で考えるなら、まずチェックをする部分ではあります。

②教育理念や校風

自分が学びたい事や知りたい事、実力を伸ばしたい部分をしっかりと教えてくれるところが自分にとって最良の学校となります。単純に名前だけとか評判やイメージだけで判断せず、パンフレットやサイトで確認しましょう。また、先輩が進学をしていれば、そこでの生の情報を得ることができます。

③各教科の成績や学力

受験科目や問題の難易度が分かれる看護系の学校のことですので、自分の力を知った上で受験をしなければ合格は勝ち取れません。客観的な自分の力を常に把握する必要もあります。そのためには、定期的に行われる定期試験や実力試験でしっかりと計画をし、学習して備え、真摯な気持ちで問題に当たっていく姿勢を持ち続けていなければ、受験にプラスになってはいきません。

④評定はいくら?

③に関連してですが、推薦入試では誰でも受けられるわけではなくて、大学や専門学校が示している評定平均値のボーダーをクリアしていない人は受験できません。

評定値は1年の評定・2年の評定・3年の前半期の評定(詳しくは学校の先生に聞いてみましょう)によって計算されます。対象となる教科は全教科です。つまり1年から3年までの全ての教科で努力をしてきた生徒を学校は評価するのです。

また評定をクリアできていたとしても、それがギリギリだと、受験生の中では下位グループに属することになるため、受験の結果不合格になったり、合格しても新しい学校でレベルが高いと感じる学びを始めなければならないことになります。

受験で必要な評定よりも0.3ポイントは高い評定値を持っておくようにしましょう。

⑤募集人数・競争倍率・ 評定基準値に注目

学校のガイドを見ると、それぞれの学校で何人の入学生を募集するか、入試の受験科目は何か、競争倍率は何倍かというデータを見ることができます。受験の難易度がそれらの要素によって決まりますので、それらをしっかりと調べ把握する必要があります。

競争倍率については、隔年で波を打つように上下に変動する学校と、年ごとに同じ傾向が続いていく学校とがあるので、できれば過去3年分のデータがあると正確に知ることができます。

評定基準値については推薦入試を受ける際の条件になりますので志望校が早く決まっている場合、評定基準値を意識して定期試験を計画的に受けるようにしましょう。推薦入試を受けなくても、その学校の難易度をある程度表すので、学校間の比較・検討に使うこともできます。

⑥入試で出題される問題

入試問題はある程度毎年似たような傾向で出題をされますので、その学校の受験勉強を攻略するためには、その過去の問題を十分に演習しておくべきです。各教科の問題を分析し必ず出題される単元は確実に正解できるように練習を重ねておきましょう。特に1年生及び2年生の履修内容を数多くこなしておくと効果的です。不安な部分に関しては学校や塾・予備校の先生に相談をして早めに対策を行っておきましょう。

● 受験のチャンスは複数回ある

どうしても進学をしたい学校が見つかった場合、推薦入試を受けることを多くの人は考えます。ただ試験ですから不合格になる可能性もゼロではありません。そのことを想定し、第1志望の学校の受験では推薦入試と、それが不合格だった場合に受ける一般入試の2回の受験を計画しましょう。

また受験をしたい学校が複数箇所ある場合、1次試験の日程がずれていれば、それらの学校の入試を受けて回ることも可能です(地理的に可能であれば)。

その際はそれぞれの学校の入試科目が似通っていた方が受験勉強をしやすくなりますので、 そのようなことにも注意をして受験校を選定しましょう。

●まとめ

悔いの残らない学校選びや受験をするために、次のことを守っていきましょう。

①大まかに国公立大学を目指すか、専門学校を選ぶかの選択はできるようにしましょう。

②自分の目指したい学校を、資料やサイトなどを通してよく調べましょう。

③目指したい学校が求める能力を早めに知りましょう。入試科目やレベル、募集人数や学校の教育理念などを細かく調べましょう。

④ 受験は1年生の時からもうすでに始まっているということを意識しましょう。特に定期試験においては好き嫌いなく全てにおいて全力を尽くしましょう。

⑤入試科目の勉強に関しては、特に難しいことに手をつけるのではなく、基本的・標準的な項目を繰り返し解いて、絶対的な実力を身につけましょう。

⑥書類審査・面接・小論文が課せられる場合、その対策を早めに手をつけましょう。

⑦何といっても、それらを今から始めましょう。

これらを意識して、看護師への道がより近くなるように日々努力をしていきましょう。

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