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専門学校を目指す場合のオススメ受験勉強日程を解説!<高校生>

専門学校に進学することで、看護系の進路を進んでいくことを考えている高校生が、どのようなスケジュールで受験勉強を進めていけばよいのかということは、高校生にとっては見えにくいところがあります。

そこで、入試科目や受験日程を踏まえつつ、どのような準備や対策を講じていくと近道なのかを紹介していきます。

もくじ

●専門学校の受験について

●志望校を決定するうえで気をつけること

● 受験勉強の計画立て

●まとめ

●専門学校の受験について

◆ 入試内容

大学も同じでしたが、専門学校についても推薦入試と一般入試とがあります。推薦入試は11月から12月にかけて、一般入試は1月から3月にかけて実施されます。

難易度としては大学の入試よりも基本的なレベルの場合が多いです。したがって難しいことをたくさんこなすことよりも、基本的な事項を把握し、確実に解けるようになる力が求められます。

①推薦入試

専門学校の場合は、推薦入試を受験できるかどうかはその生徒の評定が、専門学校の推薦基準を満たしているかで決まります。 この評定は、高校1年から3年までの学年ごとの全教科の評定の平均値をとった値を利用します。 例えば兵庫県の専門学校の場合は以下のようになります。

 3.7以上 神戸中央病院附属看護専門学校

 3.5以上 相生市看護専門学校

      神戸市医師会看護専門学校

      宝塚市立看護専門学校

      播磨看護専門学校

      姫路医療センター附属看護学校

      姫路市医師会看護専門学校

      平成淡路看護専門学校

 3.3以上 西神看護専門学校

       はくほう会医療専門学校 明石校

 3.0以上 尼崎健康医療財団看護専門学校

      神戸看護専門学校

      西宮市医師会看護専門学校

ざっとではありますが、この評定基準値でだいたいの学校のレベルが見えてきます。

目標の設定として、例えば評定3.5の専門学校を目指す場合、当然ながら受験者の評定は皆3.5以上のはずです。ですからもし自分が評定3.5であった場合、他の受験生は自分と同じ評定かあるいはそれよりも高い評定を持っていると言えますので、その学校の受験者の層の中では自分が最下位の層にいることになります。つまり3.5以上なら入試は受けられますが、 その入試において不利な立場です。また合格できたとしても専門学校内での授業などのレベルが高めで追いついていくのが大変だと感じると思われます。したがって評定3.5の専門学校を受験するのであれば、自分が目標とする評定はせめて3.7や3.8とすべきです。

専門学校の場合、自分の評定が4.0をクリアしていれば、そこでの生活はストレスなく過ごせると思われます。

ただこの評定に関してはデメリットがあって、同じ評定同士の人であったとしても、学校によって実力に差があるということです。これは生徒である皆さんがどうかできるということではありませんので、 自分のいる学校でしっかりと結果を出していく事にこだわって欲しいと思います。

この推薦入試に関しては、それを許可するのが高校の学校長となりますので、学校側が生活態度の悪さなどという理由で推薦入試の受験を許可しないケースもあります。よくあるパターンとしては、欠席日数が多い生徒です。学年の欠席日数が2桁になったら厳しいと思っておいてください。そもそも看護系の仕事は休むことが許されませんから。ただし、忌引きやインフルエンザ等の法定伝染病による出席停止は欠席日数には入れません。

次に学科試験についてです。

いわゆる各教科の試験ですが、 推薦入試での学科試験は科目数が非常に少ないです。例えば兵庫県の専門学校に関しては古文漢文を除く国語総合のみの学校が多く、一部それに数学 Ⅰなどが加わるところがあるくらいです。主に現代文の読解力や言葉などの知識を普段から身につけておくと良いです。

最後に面接についてです。

推薦入試ではたいていの学校が面接試験を課しています。

自分の高校のことや受験しようとしている専門学校の特徴や自分がそこで学習をしていく上での抱負、また実社会に出た時にどのような働きをするのかなどの考えを聞かれます。

②一般入試

一般入試では推薦入試と比べて学科試験のウェイトが高くなっており、受験科目数も多くなっています。その問題の難易度も推薦入試と比べて高くなっていますので、標準的なレベルの問題の修得が必要になります。 主に国語・英語・数学の試験が行われるので、早い段階からしっかりと実力をつけておかなければ合格に近づきません。

また、一般試験においても面接が行われる学校も多いですので、推薦入試のところで説明をしたような項目についてきちんと説明ができるようにしておかなければなりません。

●志望校を決定するうえで気をつけること

志望する専門学校を絞っていく上でいくつか気をつけることがありますが、それに関しては 大学編の方で詳しく説明をしていますのでそちらも読み合わせてください。

こちらでは、評定のことについて少し掘り下げておきます。

評定は、推薦入試を受ける際にその可否を決める重要な要素となりますが、それがどのような方法で計算されるか、またそれをどう意識して普段の学業に励めばいいのかについて述べておきます。

まず評定の計算方法ですが、1年から3年までの、全ての教科の評定の 平均値を考えます。1年生と2年生の評定は、3学期、あるいは後期の最後に算出される評定値を用います。簡単に言うと、学年の最後に成績表をもらった時に書かれている評定値が、その学年の最終的な各教科の評定となります。ただ、この評定値を基準にして受験をする推薦入試は、3年生の途中の時期に行われるため、3年生としての評定は1学期で出された評定をそのまま3年生の評定とみなして計算をします。こうして、全学年の全教科の評定の平均値が志望校の評定基準値を上回れば推薦入試を受ける条件を一つクリアできるわけです。

ここでもし専門学校を受験したいと決心をしたのが3年生になってからであれば、すでに1年生と2年生の段階の評定はもう出てしまっているため、その数値を変えることはできません。けれども、1年生や2年生の時に受験の目処を立てることができるなら、今の学年から先の評定を良くしようと努力をしながら勉学に取り組むことができるわけですから、 より良い準備が可能となるわけです。そういう意味では、既に高校1年生の段階から入試は始まっていたということになるのです。では、1年生あるいは2年生の段階で、評定を良くしていく目標設定の方法を紹介しましょう。

1年生でも2年生でもいいのですが、 3学期制であるということを仮定して説明をします。

《評定は点数で決まる》

まず評定がどのように決定されるのかということについて説明をしておきます。これを知っておかなければ、これから先の目標の立て方の意味が見えてこないからです。

評定はそれぞれの教科の100点満点での点数が何点かで評定が決定します。例えば

  80点以上  → 評定5

  65点~79点 → 評定4

  45点~64点 → 評定3

  30点~44点 → 評定2

  0点~29点 → 評定1

とした場合、一年を通した場合のその教科の平均点、つまり1学期・2学期・3学期の平均点によって、その 学年の最終的な評定が決定するのです。

この基準は学校から配られる成績表に記載されていると思いますので、そちらを参照してください。

《1学期の成績が出た後》

例えば1学期の成績が出た後の時期についてですが、あと2学期と3学期の評価が待っています。仮に1学期の国語の成績が60点だったとしましょう。そうすると

 (60+2学期の点数+3学期の点数)÷3

がその学年の最終的な点数になるわけですから、それが何点かによって評定は決まります。現在60点となると、現状で言えば評定3にあたるわけですが、65点以上だと評定4にあがります。平均が65点になるには1学期+2学期+3学期の値が195点になれば良くて、既に1学期が60点と決まっているので、2学期と3学期合わせて135点を取れば(つまり2学期も3学期も68点以上を目指す)、学年の最終的な国語の評定が4となるわけです。このように少しでも評定が上がるようになるには、あと何点後の学期で得点すれば良いのかを計算することができます。

ちなみに、1学期が60点で学年の評定を5に持っていくには、2学期+3学期が180点で、90点のキープが求められるので、これは正直きついなという感じになります。なので、必ずこの教科は評定4に確実にするという目標立てで勉強すればいいのです。

ちなみに2学期の場合は、中間試験と期末試験とかある学校が多いと思われます。2学期の点数は、2学期の中間試験と期末試験の平均点に平常点を増減した点数となります。

ここでは紹介はしませんか、2学期の中間試験の点数が出た後の評定対策の方法については考えてみてください。

● 受験勉強の計画立て

専門学校といっても、看護のジャンルに関してはレベルが高めです。したがって学科の試験に強くなっておかなければ、合格は難しいものと考えられます。たとえ推薦入試を受ける計画を立てていたとしても、一般入試の問題に十分に手が出せるような 実力を持っておく必要はあります。もし、どこかの専門学校に魅力を感じ、なんとしてでもその専門学校に合格をしたいと考えた場合、その受験の方法はまず推薦入試を受験し、それがもし不合格になった時のためにその専門学校の一般入試も受けるという計画を立てるはずです。学科試験は一般入試の方が格段に難しいので、あくまでも一般入試を受けることを前提とした計画を立てるようにしましょう。そうした上で、どのようなスケジュールで準備を整えていけばよいかを説明していきます。

一般入試のポイントとしては、兵庫県の専門学校の場合は、国語・英語・数学の対策を講じておくということですが、数学に関しては1年生の内容(ⅠA)、英語は1年生及び2年生の内容、国語は1年生及び2年生の基本的な内容が出題されるということを念頭に置いた上で以下のような取り組み方をしていくといいです。

《1年生》

・まずは学習の習慣づけを行う。毎日の積み重ねができるような姿勢づくりが必要。

・主要3教科の授業で取り扱われた基本的な項目をしっかりと理解をし、基本的な問題が解けるようにしておく

・ 推薦入試のために、評定を意識した学習を全教科にわたって行う

《2年生》

・新しいことを授業で学びながら、 家庭学習では1年生の復習をコツコツと行う。難しい問題を解く必要はなく、標準的な問題に限って取り組めば良い。

・ 読書量を増やし、表現力をつけていく。また自分なりの意見を言えるように訓練をする。できれば物事を文章で表現し、その内容が書けるかどうかを意識していく。

・ 推薦入試のために、評定を意識して、上がり調子な雰囲気を作っていく。

・もし2年生の段階で看護の専門学校を目指すと決意をした場合、どのような学校があるかを調べたり、過去の問題はどのようなものかを目を通したりして、これからの学習の内容を絞り込んでいくと、受験で有利に立てる。

《3年生》

・ 志望する専門学校を絞り込んでいく。オープンキャンパスも開かれるので、必ず参加をする。専門学校の場合は、 実際に行ってみないと分からないことも多く、入試の際も面接などでオープンキャンパスに行った時の事を話すことができるので、行っておいた方が有利である。

・ 志望する専門学校の過去の問題を徹底的に演習する。夏休みにはその演習を本格的に進め、 3教科のうち、わりと得意な教科はある程度完成させておく。

・1学期から夏休みにかけての間から小論文や面接の準備を始める。また看護の世界について様々な情報収集を行い、看護への理解を深めておく。

小論文と面接の準備に関しては、大学編の方で詳しく紹介をしていますのでそちらを参照してください。 ただこちらでは、小論文の基本的なところを少し掘り下げておきます。

小論文というのは当然作文とは違います。それらの違いはなにかと言うと、客観的な文章かそれとも主観的な文章かということです。つまり小論文では自分の感想を書くのではなく、 客観的に誰が読んでもその理論が納得できる文章でなければなりません。おそらく意識をしてそのような文を書く機会は、一般的な高校生活の中ではなかなかないのではないでしょうか。 小論文は型が決まっていて、それを意識して書けば少しずつうまく書けるようになります。

【1】問題提起(10%)

自分がこれから述べようとしていることを端的にまとめる。

【2】意見提示(30~40%)

何らかの立場に立った意見をはっきりと書いて、 その内容をアピールする。

【3】展開(40~50%)

前の段階で書いたことを深く掘り下げ、背景・原因・歴史的経過・ 結果などを書いていく。

【4】結論(10%)

もう一度自分の主張を述べる。

字数は決まっているので、上記の割合にしたがって、原稿用紙を4つの領域に割ってそれに収まるように書いていけば、 字数不足などに落ちることは少なくなります。

また小論文を書くときの注意点として次のことを守りましょう

・「だ・である」調にする

・ひとつの文は短く

・話し言葉で書かない

・自分のことは「私」 と呼ぶ

・会話は使わない

・原稿用紙の正しい使い方を守る

・字数制限は絶対に守る(設定字数の90%以上は書かなければ評価はされない)

では実際に小論文の試験ではどのような問題が出されたのか、例を紹介します。

・「次の文章を読んで、あなたの意見を600字以内でまとめなさい」(文章略)

・ 「患者と共に苦しみ、患者とともに喜び、患者の気持ちに共感する看護師が理想だ」という意見があります。この意見についてあなたはどう考えますか。

・「ターミナルケアにおいて、苦痛を抑える薬を使うことについて、あなたはどう考えますか」

・「近年メタボリック症候群が話題になり、健康管理が社会人にとって欠かせないものとされるなど、健康への意識が高まっています。その反面、肥満や不摂生などによって健康を損ねている人々が社会的に非難されることも増えています。こうした風潮に対してあなたはどう考えますか」

詳しくは、各専門学校の過去問を参照してください。

●まとめ

専門学校を目指す上で、 基本的な学力や学校内の様々な取り組みについて地道にこなしていける真面目さや実際の努力が必要とされます。それを馬鹿にすることなく、 真面目に臨んだ時、様々な気づきが与えられ、 忍耐強く自分の課題を処理していけるようになります。その能力こそ看護の世界で求められる資質でもあります。できるだけ早い時期に志望校を定め、他の人よりも有利な状況で受験の準備を行い、結果に結びつけていく事が、受験で成功を収める一番の近道となります。日頃から様々なことに関心を向けつつ、やるべきことを確実にこなせるように、毎日の生活の質をあげていくことが、成功の秘訣となります。

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